美しく晴れ渡った青空の下、由良のH様邸の地鎮祭が無事行われました。

日頃はクラブ活動でお忙しいお嬢さんお二人も、休校中とのことで、

地鎮祭をご家族揃って迎えていただくことができました！

 

地鎮祭とは、地の神様に「ここに新しく家を建てさせていただきます」

とご挨拶させていただき、工事の無事・安全や新居に住まわれる

ご家族の繁栄をお祈りさせていただく儀式です。

 

神主様が丁寧な所作で、式を進めていかれました。

 

厳粛な空気に包まれる中、設計者（松本さん）による「鎌入れの儀」が

行われました。

「鎌入れの儀」は正式には「刈初之儀（かりそめのぎ）」といわれ、敷地の

草を鎌で刈るように、これから工事を始めますよという意味があるそうです。

 

松本さんの素敵なプランが、いよいよ立ち上がっていくのですね！

前日の激しい雨が嘘のような快晴の今日、「大丈夫、工事の無事・安全は任せ

なさい」と神様が言ってくださっているよう。

希望に満ちたこれからが楽しみですね！

 

次に、お施主様による「穿初之儀（うがちぞめのぎ）」が行われました。

鍬（くわ）を持って土を掘る所作を三度行います。

お施主様の「エイ！エイ！エイ！」という力強い掛け声に、場の空気が一気に

高まりました！

 

立派な所作で本日の大役を務めてくださったお施主様、ありがとうございました！

 

最後に施工者による「地曵之儀（じびきのぎ）」が行われました。

H様邸を施工してくださるのは、私たちが心から信頼している「阿部建築」さんです。

これまで数え切れないほどの新築工事をなさっていらした棟梁の阿部さん、鋤

を持って土を抄う所作も慣れたもの。

自分の仕事に誇りを持っていらっしゃるのが、毅然とした佇まいに表れていました。

H様邸の新築工事も、どうぞよろしくお願いいたします。

頼りにしております！！！

 

「玉串奉奠」の儀式に臨まれる、お施主様。

「玉串奉奠」とは、神道では欠かせない尊い儀式のことです。

まず「玉串」とは、神様が宿るとされる榊（さかき）という木の枝に、

紙垂（しで）や麻を結び付けたもの。

「奉奠」とは、玉串を神様にお供えする儀式のことです。

 

お施主様から順番に、ご家族、私たちも「玉串奉奠」をさせていただきました。

「工事が無事安全に終わり、佳い家が完成しますように。この家で暮らすご族

のみなさまが、心豊かに笑顔でありますように。みなさまから長く愛される

家になりますように」と祈らせていただきました。

 

最後にH様ご家族に、「四方祓い（しほうばらい）」をしていただきました。

「四方祓い」とは、敷地の四方を清める儀式のことです。

北の方角から順番にお酒やお米、お塩を撒いて、四方をお祓いしていきます。

 

ご家族がそれぞれ器を手にして、和やかに儀式を進めていかれる姿を、設計士

の松本さんが優しい眼差しで、静かに見守っていらっしゃいました。

 

H様の広々とした敷地のお庭には、甘夏やサクランボ、柿、ユスラウメ等、

色んな種類の果樹が植えられています。

果樹はいいですね！可愛い花を眺める楽しみや、少しづつ大きくなっていく実

の成長を見守る楽しみ、収穫の楽しみ、そして美味しく熟した実を食べる楽し

み！と、楽しみがいっぱい♪

 

ご新築に当たり、出来るだけ果樹を残したいという気持ちがありました。このお庭の果樹たちが、

きっとこれからもH様ご家族の大きな楽しみになると思ったからです。

H様ご夫妻は気を遣われて、無理なさらないでください、と言ってくださったのですが、、。

残念ながら残すことが出来ない木もある中で、こちらの甘夏の木は何とか

残すことが出来ました（ほ～っと安堵♪）。

毎年たわわに実をつけるこの甘夏の木、味も抜群♪　先月奥様からたくさんい

ただいて、毎日楽しみにいただきました。瑞々しくて、ほろ苦さと甘さのバラ

ンスが絶妙♫　皮が薄くて中身が大きのにもビックリ！！

 

この日も、奥様から「どうぞ、どうぞ」と言っていただいて、和やかにみんな

で”みかん狩り”。

松本さんも”みかん好き”だったんですね！お顔がめっちゃ嬉しそう♪

 

和やかな雰囲気の中、大切なお式が無事終わりました。

今週水曜日からいよいよ基礎工事が始まります。工事の経過やこれから建てられるH様邸のことなど、

順次ブログでご報告していきたいと思います。

素敵な素敵なお家に仕上がる予定♪これからをどうぞお楽しみに(^^♪